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2024.04.19

グラフィックデザインとは?イラストとの違いや向いている人の特徴を紹介

【コラム03】グラフィックデザインとは

ポスターや紙媒体の広告とともに、技術の発達でデジタルサイネージや電車の動画広告など、デジタルの世界にまでグラフィックデザインの領域は広がっています。
この記事では、領域を拡大しているグラフィックデザインとはどのようなものか、イラストレーションとの違いと比べながら説明します。
また、グラフィックデザイナーに向いている人の特徴や、必要な資格なども一緒に紹介しているため、グラフィックデザイナーを目指している人はぜひこの記事を参考にしてください。



グラフィックデザインとはデザインの力でメッセージや情報を伝えること

グラフィックデザインとは、デザインの力でメッセージや情報をわかりやすく伝えられるデザインのことです。
しかし、ただ単にきれいに見やすくイラストや文字を並べるだけでは十分なグラフィックデザインとはいえません。
イラストや文字の並べ方(レイアウト)・配色・フォントなど、さまざまな要素でターゲットとなりうる人の心を動かし、行動を促すことがグラフィックデザインには求められます。
たとえば、販促のための広告のグラフィックデザインであればその商品やサービスの購入や申込み、イベントの告知であればイベントへの参加を促せるようなものが、理想のグラフィックデザインといえます。



グラフィックデザインとイラストレーションの違いを簡単に紹介

グラフィックデザインはイラストレーションと混同されがちですが、基本的に別のものです。
ここではグラフィックデザインとイラストレーションがどのような点で異なるのか説明します。



できあがる作品が異なる

グラフィックデザインとイラストレーションでは、そもそもできあがる作品が異なることが違いの1つです。
グラフィックデザインは文字やイラストをレイアウトして広告や販促物全体を作り上げます。
一方でイラストレーションは、文字情報や商品情報を補足する役割で使用されるイラストを作成します。
このようにできあがる作品が異なることは、グラフィックデザインとイラストレーションの大きな違いの1つです。



学ぶ内容も大きく違う

グラフィックデザインとイラストレーションでは学ぶ内容も大きく違います。
グラフィックデザインを作成するグラフィックデザイナーは、掲載する文字のフォントやイラストのレイアウト、そして配色などが、人の気持や行動にどのような効果をもたらすかなどについて学びます。
イラストレーションを作成するイラストレーターは人物設定をどのようにイラストで表現するか、また、そのイラストを作成するためのペンやトーンの使い方なども学ぶ必要があるでしょう。
このようにグラフィックデザイナーとイラストレーターは作り上げる作品が異なることで、学ぶ内容にも違いがあると覚えておきましょう。



グラフィックデザインの作品事例

グラフィックデザインとイラストレーションの違いは、言葉で説明するよりも実際の作品を見たほうがわかりやすいです。
ここではグラフィックデザインの作品事例を紹介しながら、グラフィックデザインとイラストレーションの違いを説明します。
まず、以下の画像を見てください。



こちらのグラフィックデザインでは全体で学生の作品展の告知を行っています。
蜂の一つひとつ、中央のオレンジの蜂の巣などがイラストです。
中央下部の青い文字で「デザインコンプ」と書かれた文字と合わせて、全体でグラフィックデザインとして成り立っています。

さらに以下の画像を見てみましょう。

 


こちらのグラフィックデザインは全体で商業施設のフロアガイドを表現しています。
中央の黄色い建物のイラストがフロアを表しており、それぞれのフロアでの取り扱い商品を視覚的にわかりやすく表現しています。
上部の文字が商業施設の名前で、こちらも上部の文字と中央のイラスト全体でグラフィックデザインとして成立するものです。
このように、イラストと文字でわかりやすくメッセージや情報を伝えるものがグラフィックデザインです。
なお、イラストはグラフィックデザイナーが描く必要はないため、イラストレーターに依頼したり、もしも著作権フリーの素材が利用できる場合はそのようなイラストを利用する場合もあります。



グラフィックデザイナーに向いている人の特徴は3つ

グラフィックデザイナーに向いている人の特徴の中から、この記事では代表的な3つを紹介します。



1. センスを磨き続けられる

センスを磨き続けられることはグラフィックデザイナーに向いている人の特徴として必須のものです。
今はまだセンスがない人はもちろん、もうすでにセンスがある人でもセンスを磨き続ける気持ちは必ず求められるでしょう。
なぜならセンスを常に磨き続けていない人は、すぐに時代に取り残されて古いグラフィックデザインしか作れなくなってしまうからです。
古いグラフィックデザインしか作れないグラフィックデザイナーはなかなか仕事が受けられず、グラフィックデザイナーとしての活躍が望めません。よって、グラフィックデザイナーに向いている人の特徴として、センスを磨き続けられることは非常に重要な特徴といえるでしょう。



2. トレンドを追い続けられる

センスを磨き続けるためにはデザインのトレンドを追い続けられることも大切な特徴です。
センスは自分の内側から湧いてくるもので十分と考えがちですが、そのセンスもトレンドをつかめていないとなかなか社会的に評価を受けられません。
時代の移り変わりとともに流行も移り変わるため、その流行に合わせたデザインができることもグラフィックデザイナーとして大切な特徴です。



3. コミュニケーション能力が高い

グラフィックデザイナーとして仕事をするうえでコミュニケーション能力が高いことも必須といえる特徴です。
グラフィックデザインを作成するときには多くの人とコミュニケーションを取らなければなりません。
たとえばグラフィックを依頼してくれた人とコミュニケーションを取ることは当然必要です。
そのグラフィックによって実現したいことをしっかりとヒアリングして、その実現したいことを満たせるようなデザインを作成しなければなりません。
さらに、あなたがグラフィックで表現しようとしたことを的確に言葉で説明して、上司や依頼人に納得してもらう必要もあります。
これらの相互コミュニケーションを通してグラフィックデザインは完成するため、グラフィックデザイナーにはコミュニケーション能力が不可欠です。



グラフィックデザイナーになるための資格はない

グラフィックデザイナーになるために必要な資格は存在しません。
グラフィックデザイナーは資格が不要で誰でも目指せるため、これをチャンスだと考える人もいるでしょう。
しかし、実際には資格がないことで、スキルが重視される業界です。スキルがなければグラフィックデザイナーとして仕事ができないため、厳しい業界であると見ることもできます。
グラフィックデザイナーとして生き残るためには、必ずグラフィックデザインのスキルが必要になるため、日々スキルアップを心がけておきましょう。



大学や専門学校で学習する人が多い

グラフィックデザイナーになるための資格は不要なため、当然どのような学歴の人でもグラフィックデザイナーを目指せます。
しかし、実際のところは大学や専門学校で知識やスキルを身に付けてから、グラフィックデザイナーとして社会に出る人が多いです。



独学でもデザイナーにはなれるが難易度は高い

学校で学ばずに独学でもグラフィックデザイナーにはなれますが、その難易度は高いといえます。
グラフィックデザインの知識を抜け漏れなく体系的に身に付け、その知識を実際のデザインにするスキルを独学で習得することは容易ではありません。
あなたが今後グラフィックデザイナーを目指すなら、できるだけ大学や専門学校などで学ぶようにしましょう。



グラフィックデザインの幅広い知識とスキルが身に付くインターナショナルデザインアカデミー

グラフィックデザインの幅広い知識とスキルを身に付けたい人は、インターナショナルデザインアカデミーを検討してみてください。
インターナショナルデザインアカデミーでは、初心者からでも問題なくグラフィックデザインに必要な知識やスキルが身に付けられて、グラフィックデザイナーとして社会に出られます。
その証拠に、2022年度の就職実績は就職率100%を誇ります。
もしもあなたが将来グラフィックデザイナーとして活躍したいなら、初心者からでも就職率が100%のインターナショナルデザインアカデミーをぜひご検討ください。